読解力がつかない理由とその対処方法 – わかったつもり

本を読んでいる間は、その著者のいいたいことや、伝えたいことが理解できているはず。
ところが、それを読み終わってしばらくすると、どんな話だったか覚えていないという事が少なくない。

wakata

その原因となるのが「わかったつもり」という状態らしい。
本を読んでも身につかないもしくは、理解できていないのでは、ちょっと勿体無い。


わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)
西林 克彦 (著)

新書: 213ページ
出版社: 光文社 (2005/9/20)
ISBN-10: 4334033229

「わからない」はどんな状態?

「わかったつもり」以前に、まず「わからない」状態がある。
この「わからない」状態がどんな状態なのかが、すごくわかりやすかったので引用。

以下の文章を読んでみて欲しい。

新聞のほうが雑誌よりいい。街中より海岸の方が場所としていい。最初は歩くより走る方がいい。何度もトライしなくてはならないだろう。ちょっとしたコツがいるが、つかむのは易しい。小さな子どもでも楽しめる。一度成功すると面倒は少ない。鳥が近づきすぎることはめったにない。ただ、雨はすぐにしみ込む。多すぎる人がこれをいっせいにやると面倒がおきうる。ひとつについてかなりのスペースがいる。面倒がなければ、のどかなものである。石はアンカーがわりに使える。ゆるんでものがとれたりすると、それで終わりである。

これが何の話かわかるだろうか?
答えは「凧を作って揚げる話」。

言われればわかるが、文章を読むだけだと分からなかったりする。
これは「文脈」がわかないために、自分の脳から情報を引っ張りだせていない状態とのこと。だから答えがわかると、一気に情報が飛び出してくる感覚を味わうことができる。

これが「わからない」状態。

「わかったつもり」とは

では「わかったつもり」とはどういう状態なのか。

よほど難しいことが書かれていて、わからなければ別ですが、普通の文章なら、私たちは、読めばまず「わかった」状態になります。
「わかっている」けれど「大雑把」ー通常これが私たちの一読後の状態です。すなわち、私たちは、一読後は、まず「わかったつもり」の状態にあるのです。

批判的読書などの読み方をしていなければ、文章をサラっと読み流してしまっている部分も多く、「わかっている」が、理解が浅い状態だと思ったほうがいい。
これが、「わかったつもり」の状態。

この本には、いくつもの例文がでてくる。
そして、例文のあとに著者から質問がぶつけれる。「かんたんに分かりそう」な質問だが、僕の場合は見事に答えられない状態が続いた。

例文によっては小学生用の文章もあったりするので、内容は理解している。
でも「もっと深く読む」余地が残されているということ。

実際に本書を読んで、ちょっとショックを受けた。随分と浅い読み方をしていたんだなということが、改めて分かる。

ここが読解力につながってくる。

わかったつもりからの脱却

ここは本書の第5章に書かれているので、そっちで確認して欲しい。
それほど難しいことは書かれていないし、批判的な読書をするにあたっての基本的な部分が書かれている。

特に簡単に実践できるのが、一部分ごとに「まとめ」をつくる方法。
以前書いた、勉強法を使って「まとめ」を作る。

たとえば、章ごとに、そこに書かれていたことはどんなことだったか?、などを自分なりにまとめてみる。
さらに、時間的余裕や心の余裕があれば、目線をズラして「文脈」を置き換えてみるなど、別の視点での「まとめ」をつくれるとさらに、読みが深まるはず。

理解できていないのは、深く読めていないだけかもしれない。
深く読めないのは、「読み方」をしらないだけかもしれない。


わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)
西林 克彦 (著)

新書: 213ページ
出版社: 光文社 (2005/9/20)
ISBN-10: 4334033229

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