そのデータは本当に信じていいのか?「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ

新聞やニュースを見ていてもいろいろなところでデータが使われている。
最近だと「ネット選挙」に関する話題なんかで使われていそうだなと思い、ちょっと調べたらさっそくでてきた。

そこで調べてみました。「『ネット選挙』解禁、どの程度参考にする?」結果は以下のとおりです。

・とても参考にする 14.5%
・ある程度参考にする 38.8%
・あまり参考にしない 23.7%
・参考にするつもりはない 23%

(ヤフーニュース「クリックリサーチ」調べ、対象は9,839人 ※2013年4月30日17時現在)

ネット選挙 どこまで参考にするかをネットで調査 | キャリア | マイナビニュース

これがどのようなイメージを与えるのか。
例えば見出しを考えてみる。

  • ネット上の情報を「参考にする」は52%を超える。これからはネット戦略が選挙攻略のキーポイントに。
  • ネット上の情報を「参考にしない」が46%にも及ぶ。やはり従来の選挙手法ほどの信頼性はなし

見出しとしてはあまりよくないかもしれないが、データの使い方一つでどっちとも取れる結果になってしまう。

もちろん、このデータの問題点はこれだけではない。
このクリックサーチがどんなものか知らないが(なら調べろって話なんですけどね。)このアンケートに答えている人は普段からネットをよく使うユーザーなのではないだろうか。

とすると、このアンケートに答えた人たちに、「前回の選挙はインターネットを参考にしましたか?」と質問したら同じような割合になるのではないだろうか。

ゴミのデータに騙されないために

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)によると、そのほとんどのデータがゴミらしい。

全く同じデータをあつかっているはずが、新聞社によって報道が180度ちがったり、それこそ「選挙」の事前予測が与える悪影響なんて例話が大量にでてくる。

この手の話が怖いのは自分が興味を持っていたり知識をもっている話題ならば、疑い、鵜呑みにしない姿勢をたもつことができるかもしれないが、問題は「自分の興味のない話題」を見聞きしたときだ。

恐らくそこに書かれている内容を「鵜呑み」にしてしまうのでは無いだろうか?

まさにマスコミや情報操作をしたい人の思うつぼ。

なぜリサーチ・リテラシー教育が必要かといえば、人々のリサーチに対する無知につけ込み、ゴミの情報を流す者、それを広める者、それを利用する者たちが、あまりにも多いからである。これらの者に対抗できる能力を持たない限り、今の、そしてこれからの社会では、損ばかり重ねる不幸な人間を生み出すだけである。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

騙されないためには自分で知識をつけて防衛するしかない。

私は常々、学生たちに「私に調査企画をしきさせてくれたら、どんな結果でも出し見せる」と豪語している。「どんな結果でも」というのはウソだが、ある程度までなら自信はある。

「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)

とも言っている。なぜここでウソをつくのかは疑問だが、著者だけでなく、情報操作をして「自分の意のままに」結果をだせる人は数多く存在しているのだろう。
その人たちが「何を目的に」「どんな結果を求めて」情報をあつめるかによって、我々が受け取る情報は姿を変えるということ。

「ゴミを見分ける方法」を知りたければこの本が役に立つ。

次は「統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)」あたりを読んでみようと思う。


「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ (文春新書)
谷岡 一郎 (著)
新書: 222ページ
出版社: 文藝春秋 (2000/06)
ISBN-10: 4166601105
ISBN-13: 978-4166601103
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