「おとうさんとぼく」はドイツの風刺画家が書いた作品

「おとうさんとぼく」セリフのない複数コママンガ(?)をご存知でしょうか。
子供に本を買ってあげようと思いつつ、ついつい自分が昔読んだ本をすすめてしまうのがなんとも言えない感じですが。


大好き!ヒゲ父さん―いたずらっ子に乾杯!

セリフがないのですが、すごく分かりやすい。
逆にセリフがないので自分なりに想像して読める。

兄弟で同じ本を読んでいても、解釈は同じでも「セリフ」が違う。
それが楽しかった。

この本の子供に買おうと思って気になったのが著者について。

プラウエン,e.o.
本名エーリヒ・オーザー。1903年、ドイツのザクセン地方のウンターゲッテングリューンに生まれた。ライプチヒのグラフィック・アート学校で学んだ後、作家のエーリヒ・ケストナーとともにプラウエン(ライプチヒ南方の小都市)の民衆新聞のために働く。その後、挿し絵や風刺漫画を数多くの新聞、雑誌で手がけ、ドイツ全土で好評を博した。中でも親友ケストナーの処女詩集の挿し絵は注目を集めた。やがて、ドイツはナチスの時代に突入、その圧政に対して、ヒットラーなどの風刺漫画で攻撃したことで弾圧を受けた。ナチスは反政府活動の要注意人物として彼を逮捕し、1944年裁定の下る前夜、拘留された牢獄でプラウエンは自殺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ドイツの風刺漫画家だったようです。
ナチス統治前から、「ナチスを批判」する風刺画を書いていたようですが、ナチス政権に変わり、風刺画が書けなくなったために名前を変えて「Vater und Sohn(おとうさんとぼく)」を書いたようです。

おとうさんがすごく子供想いで、かつ自分も子供のように遊びたい・・・そんな思いが伝わってくる本です。
最後のシーンが「なぜそこにいってしまうのか?」当時、疑問に思ったものでしたが、著者のプロフィールをみてわかりました。

著者のプラウエンはナチスに拘束されたあとに自殺したそうです。確かなことはわかりませんが、裁定がくだされる前に自殺していることから、恐らくナチスの思い通りになるのではなく、自分の意思を最後まで尊重したかったのではないかと言われています。

奥さんへの手紙には子供を「立派な大人に育てて欲しい」と書かれていたそうで、このマンガを読めばいかにこの「おとうさん」が「ぼく」のことを想っていたのかが伝わってきます。

この一連の話を知って、「最後のシーン」も納得がいきました。
とりあえず実家にまだあるかどうか探してみよう。


大好き!ヒゲ父さん―いたずらっ子に乾杯!

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